大飯原発が動き、電力買い取りが始まった

朝のテレビでは、小沢さんがどうなるかみたいなことをやっていたけど、そんなこともうどうでもいいのでは、という気がします。国民のためにという言葉がなんとも空しい。大事な時にお騒がせだけな気がする。もっと大事なことが、動いている気がするのだが。先日、大学の無料公開講座で、ドイツの脱原発への転換への道のりについて聴く機会がありました。メルケル首相の3月12日の、脱原発への転換への決断は今更ながらたいしたものです。公開講座の中で、メルケル首相は自らが選んだ倫理委員会というのを、原子力の専門家で構成する安全委員会以外に設け、社会的な倫理として原発の安全に責任をもてないと判断をくだすに至ったのだとか。ヨーロッパは、自国でまかなえなくとも、隣国から電力を融通し合えるという、日本とは異なる事情もあってのことだともききました。日本は、これから向こう30年で、どこまで脱原発がすすむのだろう。霞ヶ関通産省原子力関連メーカーと原子力で潤ってきた自治体と、これをエイヤッと変えられるくらいの、強力な変人的政治家を待つしかないのだろうか。今年の夏は原子力なしでっていえるチャンスだったのに。増税はあったとしても、大飯原発の再稼働はやめますくらいのことになれば、少しはすかっとしたのに。ずるずるうだうだ、小沢がどうだこうだとか。まったくなんだかなあです。