映画「ル・アーブルの靴みがき」を観ました

飯田橋ギンレイホールにて。靴磨きを生業とする初老の男性と、アフリカから家族らとともに不法入国をし、警察につかまるとこをを危うく逃がれてきた一人の少年の物語。ロンドンにいる母親のもとに行きたいとういう少年をかくまう男性と、それにさりげなく協力をするご近所たち。フランスの下町の人情を感じました。男性の奥さんは病気であといくらも生きられないという中、男性は、少年をロンドンに漁船を手配して密かにロンドンにいかせようと。手配金を工面するためにコンサートを企画。コンサートを頼むのは、初老のロック歌手。コンサートに流れる歌声が古びた感じで味わいがありました。ヨーロッパ映画というと、なんか最後がなんかもやもや感が残ってしまうことがままあって、なんかとっつきにくいなあと思っているところもあったのですが、これは後味のいい、心がちょっとほんわか温かくなる映画でした。

DATA 「ル・アーブルの靴みがき」2011年 フィンランド・フランス・ドイツ合作映画 
   監督 アキ・カウリスマキ 出演 アンドレ・ウィルム ほか