南光・こごろう親子会が文京シビックホールでありました

2月6日(土)、東京ドーム近くの文京区シビックホールにて、桂枝雀さんの一番弟子の南光さんとその弟子のこごろうさんお親子会がありました。

俳優の筧利夫になんとなく似てるという印象のこごろうさん。「替わり目」ではおかみさんのせりふまわしや、亭主のひとりのろけをつぶやくところやら、枝雀さんを彷彿させるようなほんわか可愛い感じを受けました。もう1題はお医者さんの噺、題名はちょっとわかりませんが、こんなお医者さんいたらかなわんなあというお話です。
南光さんは「はてなの茶碗」と「ちりとてちん」。いつもながらの軽やかさで笑わかせていただきました。南光さんの「ちりとてちん」はたぶん生で3回めくらいですが、ちりとてちんを言うのに、三味線の稽古の音からとったというので、その調子にあわせて語尾をあげていっていたのが特徴的でした。いままで最後を下げるというイントネーションでしかきいたことがなかったのが、ファドレミファって感じでしょうか。しばらく耳に残りました。