毎日かあさん観てしまいました

小泉今日子永瀬正敏の共演という点で、野次馬的な興味をもって観ました。さすがに、息が合っているというか、ほんと西原理恵子と鴨下さんってこんな感じだったのではと思えるほど自然でした。子役がまた、たまらなくかわいかった。小泉今日子が、インタビューで12年ぶりに元夫である永瀬正敏と会って、映画をとっているあいだ長く一緒にいることになったんだけど、もう夫婦とか恋人とかでなく、いとこみたいな感じ。この先も何かあったら助けてあげようと思うし、幸せでいてくれればいいなって思うなんて。ちょっといいではないですか。エンディングで、劇中の鴨下さんが家族にカメラを向けて撮影するシーン。実際は永瀬正敏が、元妻の小泉今日子と2人の子どもたちを撮影したモノクロ写真がエンディングで流れるですが、彼はどんな思いでファインダーをのぞいていたのかなあなんてことに思いをめぐらせてしまいました。憂歌団がなくなって、ひさびさに聞いた木村さんの歌う「ケセラ、ケセラ」(曲名『ケサラ』)の歌詞も心にしみました。
こんなめちゃくちゃな夫をもちながらも、子ども2人を育てて、家ももつまで仕事もがんばって、映画の話そのものが西原理恵子のリアルな人生なんだから。おまけに、実のお父さんもアル中で生まれる前に亡くなっていて、因縁めいたものがあるんだろうか、人のめぐりあわせってしくまれたように繰り返されるのかもって思いました。