歯の痛みから逃れたくて読んだ本

2月のなかば頃、親知らずを抜いてもらった後の痛みが1週間近く続いたことがありました。抜いた翌日から、抜いたところだけでなく、全体の歯茎やら、歯がズキズキと痛みが続く状態に。痛みどめでもなかなかおさまらず。その時、買った「歯はいのち!」という本を読んで、痛みのワケを納得。

歯というのは、骨に直接つながっているのではなく、歯根膜というクッションにのかっているもの。だからバランスが変わると、いいところに納まるように歯が動くものなのだとか。

事実、抜いてしばらくの間は、なんだか、歯が押し合っているような感じで、口の中全体が腫れているような感じがあったのが、しばらくして痛みもとれると、なんだか、歯並びが見た目よくなって、上と下の歯のかみ合う部分がましているような感じになっていましたもの。

ついでに、歯をみがくとか歯茎を刺激するのは脳にいいのだそうです。

「歯はいのち!」笠茂高久 文春文庫
 副題は、気持ちよくかめて、身体が楽になる整体入門

歯の痛みのワケだけでなく、時々の身体のバランスのとっていき方みたいなところが、個々の状況によって異なるというようなことも面白かった。
均等にないものを補うためにバランスを身体自体が自然とるのであって、それを人工的にムリに均等にもっていくとかえってよくないという。
また、進化の面から「顔は内蔵筋がとびだしたもの」っていう説明には、ギョッ!口の中の緊張をとって、ねじれを直し、噛み合わせを直す、舌まわし体操っていうような、具体的メソッドもあり、結構、盛りだくさんでお得な内容です。