なんちゃって菓子

日本のロングセラー菓子といえば、浮かぶのは、森永キャラメル、ギンビスのビスケット、シスコなどなど思い浮かびますが。そうした中でも、「やめられない、とまらない」のかっぱえびせんは、かなりのもんでしょう。


これ韓国のかっぱえびせん、です。

東京新聞でこのなんちゃって菓子がとりあげられていましたが、ほかにインドネシアにグリコのポッキーのなんちゃってがあるそうです。もちろん名前は違いますが。


これ日本の缶ジュースです。台湾のレシピなんだそうです。これも真似といえばそうかもしれないし
これを製品にしようという目のつけどころがオリジナルともいえます。

中国では、ここ最近、著作権についての法規制の強化の動きがあるそうです。これは、NHKニュース深読みでやってました。いままで、コピー商品大国といわれて悪くいわれてきたのが、今度は自国でつくったものを守るというか、それで金をもうけようということだそうです。元々欧米諸国で考えられた著作権ビジネスを今度は、経済戦略として進めていこうということだそうです。日本の研究開発したものも、今度は中国ですでにできているものかもしれず。うっかり売ったりしたものなら特許使用料を払わないといけなくなるとのこと。スターバックスは、中国で真似されることを見越して、名前を登録(商標登録)しているのだそうです。

こういう点をみても、この間読んだ谷崎光さんの中でいっていた、そもそも農耕民族的日本とは異なり、中国は狩猟民族という考えがあてはまるように思います。米国もしかりです。
ところで、韓国はというと自分自身の感覚だと、韓国/北朝鮮の方が日本に近い。国土の大きさといい、序列を気にする国民性といい。でも、どこか狩猟民族的ところも日本よりは多いような。だいたい、動物の世界でも狩りをする生き物って、力を誇示しておのれの生き残りを計っていくところがありますし。

日本は、戦後アメリカをはじめ欧米諸国の真似していろいろなものを作ってきたわけですし。原子力利用もその中のひとつといえましょう。これもNHK日曜討論でいってましたが、大飯原発の再稼働を急ぐのも、関西電力の経済事情によるとのこと。戦争をはじめるのも経済事情。アメリカのイラク戦争、アフガン戦争も、よくわわかりませんが、ベトナム戦争もそんなとこなのかもしれません。そこには狩猟的、力誇示世界の法則があります。この間、大沢たかおが出ていたBSの北極探検の番組で、巨大な北極グマ、アザラシの雄同士が、お互いいかに力があるかを戦うことでアピールする場面がありました。力を誇示して生き残り、ひいては自分の個の遺伝子を残すかをはかるのが、雄的世界とするならば、もし、仮に人間の雄が少なくなるとしたら、世界は平和になると思います。

話は飛躍しましたが、真似についてですが、ビジネスの世界はさておき、真似されるっていうのは、すぐれているからなんで。成長するのも真似からではないかと。真似がなくては、人間には成長も発展もないと。とまあこんなところに。

ところで、本日朝、「カーネーション」の再放送が偶然にも観られたのはよかったです。「死んで価値がでるってか、アホか!」って糸子さんの叫び。関西弁の「アホか!」ってすごいと思います。全てを含んで、簡潔にしてパワーがあるなあと言葉の破壊力ではピカ一でしょう。これ一言いってやりたい人ら、今の世の中いろいろありますから。これ、うまいタイミングでいえる人にもあこがれてしまいます。