ロンブ・カトー『わたしの外国語学習法』を読んで

特にあてもなく、本屋の文庫の棚をながめて、小1時間ほどいたところ、裏表紙に書かれていた、「14のヨーロッパ系言語と中国語、日本語をほとんど自国を出ることなく、純粋に学習という形で身につけてしまった女性」米原万里訳っていうことで、なんかひっかかり。大学で物理と化学を専攻。不況で専門を生かす職を得られず、外国語の教師になることを決意。まずは、稼げる外国語英語を習得するために独自の学習法を開発。云々にこれは買わねば、まあ楽して身につけるってことではないんだろうけど。まずは、この女性、ロンブ・カトーさん自身が面白そうと思って、ちょっと高めの本でしたが購入。読んでみると、それほど、目新しいことはないんだろうけど、いろいろと自分個人の工夫と、やっていく中でのひっかかりを認識しつつ、それを言葉を覚え込んでいくことに活用していっていること。どう、自分の中に定着させていくのかの工夫を自身で見つけ出されていったというようなことがかかれていたように思います。しかし、そういわれたところで、他言語がわかるばかりか、職業として通訳業までできるまでのレベルまでになるというのには、驚き。信じがたいことです。しかも5カ国語の同時通訳、10カ国語の通訳者、16カ国語の翻訳者となりえたのか。90になった今も新しい言語の習得に挑戦中、ともある。いったい、どういう人なんだろう???