映画「まほろば多田便利軒」をギンレイでみました

観たいと思って、見逃した映画も、飯田橋ギンレイで月遅れながら、しかも2本立で観られるのです。行かねばと、初日に行きました。お盆なので、すいているかと思いきや、9割越えくらいの入り。上映開始前に、ロビーに出てみると。「空いてますのでってどんどん入れるな、2人で入ったのに空いてねぇーじゃねーか」っと、つっかかってる50代くらいのおじさんがいて、おかしかっったわ。映画館の人「前の方が空いてます」おっさん「空いてないっ」、とまあ言い合いになっておったわ。暑い中、ようやるわ。「2人できたのに、並んで座れないって」八つ当たりもいいとこ。あの後、おとなしくなったのかなあ。
まあ、いろんな人います。世の中には。映画もいろんな人、出てきましたねえ。堂々まほろばと名を変え、いろんな町田の観たことある景色が出てきます。場末の街みたいなイメージにしちゃって、文句でなかったのかなあ。鈴木杏高良健吾ってここで、ああいう格好して出ていて、次のあの映画(題名忘れ)に2人が主演で出ることになったのか。
もう1本は、「津軽百年食堂」。こちらは、さすが文部省なんとか作品、エンディングで政治家の安倍晋三の関係の人が参加しているくらいなので、不倫の話がでてきるものの、健全路線。オリエンタルラジオの人が主人公。まあ、安心してラストまで観て、めでたしめでたしという感じでした。2本立で観るときは、だいたい、そのうちの1本が目当てで行くのですが、観たら目当てのものより良かったすることもあるんだけど、今日のところは、軍配をあげるとしたら、まほろばの方です。松田優作の息子だけに、松田龍二だっけ、無表情で、何考えてんだかわからないような、どこか不気味な感じが、役柄をこえて、印象に残りました。柄本明の息子だかも出ていて、これもストーカー役だし、瑛太も同様に、何考えてるんだろうと思わせる感じの役柄にひきこまれました。松田、瑛太の、ある意味、演技なののに、実像にオーバーラップしているかのように思わせる展開。俳優同士の組み合わせの妙だったのかもしれません。