安倍政権の動きが気になる

脱原発へと動き始めたかと期待した2012年。しかし、2013年明けて、また後戻りを始めているのかもと思える動きがチラチラ。
やっぱ、経済のこといいだすと、「ならぬものはならぬ」といえなくなってきちゃっているのですよ。
安倍政権は、たぶん経済と日米関係を理由に原発維持に動くつもりで、とりあえず参議院選挙のある夏までは、あまり強いことはいわず安全を確認してだとかいって、かわしていくことになるのだろう。

【2013/1/8 東京新聞朝刊の見出しから】
気になるところを覚えとしてピックアップすると。
福井県知事再稼働を要望
 西川一誠福井県知事が経済産業省 茂木大臣へ
・東電の若手流出深刻
 12年度 400人を超すいきおい 発電管理知識買われ商社、重工系転職も
・どうなる原子力委員会
 5年ごとの原子力政策の長期政策を決めるのが仕事だった。民主党政権では廃止を含めて検討と決定されていたが、現在はそれも不透明。
・復興予算 目的外13億 13年度復興特別会計の概算要求の中に税務署耐震など要求
 各府省庁の概算要求締め切りは1月11日。

 ▽国のお金の使い道を割り振っている財務省。新政権ができたのが、師走の時期で、確かニュースで、正月返上で予算に取り組むといく報道がされていましたが。

 ▽都合の悪い時によく表現として「ぼかす」という手法があることは、仕事上で私も含め多くの人がやることだと思いますが、
予算づくりの中でも、「等」というひと文字が堂々大胆に使われております。

記事によると
財務省が示した「大型エックス線検査装置の復旧等」の名目により総額にして約25億。
内訳は
東日本大震災で使用不能となった仙台皆との大型エックス線検査装置の復旧 12億1000万
復興増税に導入に伴う国税庁のシステム改修                8億
税務署の耐震改修(大阪府兵庫県)                   3億2000万
その他                                 1億2000万

「等」の文字ひとつで名目とはまるで関係ないところに13億!これも氷山の一角なんだろうなあ。

・防衛費11年ぶりに増へ
 民主党13年度概算要求は前年度比602億減だったのが、前年度比1200億円増へ。

・嘉手納にも押すプレイ 2年後めどに配備開始
 8日に米国から方針が伝達された。実現すると、(このあいだ騒ぎとなった)普天間飛行場で本格運用されている12機とあわせ、計30機以上が配備されることになる。追加配備は、米国フロリダで昨年墜落事故を起こしているタイプのもの。
これら防衛、日米関係云々は、軍備増強を続ける中国へのそなえという米国の国防戦略というのだが。何か脅威をつくって軍備費をひきだすという、世のしくみ。日中米かかわらず、こうした流れの時に軍事関連企業の株価があがったり経済が動くのでしょうね。